Merit
暗渠排水のメリット
- 排水状態が大幅に改善します。
- 耕地中に酸素が供給され、根の発達を促すことにより、収穫量の増加に繋がります。
- 水稲の収穫後は水位を調節して乾田として使用できます。


暗渠排水工事の施工手順


- (5)の症状発生後、再度(6)障害の調査を行って対応する。
- ビニールハウス設置後の症状にも施工対応が可能です。
- 表層石礫の破砕(ストーンクラッシャー)や圃場の均平化(レーザーレベラー)、除草作業(モア)もお引き受けしてます。
暗渠排水工事の施工工程
STEP
70〜80cmの深度で排水管敷設用の溝(トレンチ)を掘削します。



STEP
下層疎水材敷設・(トレンチの傾斜度を確認し)排水管敷設・上層疎水材を敷設した後に埋め戻しをします。



STEP
石礫の多い耕地では、埋戻しをした後に上層の石礫を破砕します。

STEP
左側が暗渠施行後、右側は未施行。排水状態が大幅に改善します。

暗渠排水の構造
断面図
通常、作物栽培に使用する耕地の深さは、表層から30cm程度です。
10m間隔に1本程度の暗渠を敷設し、耕地の排水性を向上させることで通気性を高め、作物の根の生育を促進します。
暗渠の排水部調節(傾斜式水閘)で湛水量を調節し、水稲を栽培した後、乾田化することも可能になります。(排出部の傾きを調整することで、耕地土中の水位を調節します。)

排水管は、排水に最適な500分の1の傾斜度(20cm/100m)で敷設します。
耕地の排水性が悪化した場合は、内視鏡カメラで管内を確認し、排水管洗浄機で高圧洗浄します。再調査の結果、補助暗渠を施工することもあります。
弊社施行後は、土壌の状況や天候にもよりますが、これまで10年以上に亘って新たな障害の発生は有りません。

補助暗渠(枝線)の構造
暗渠施行後に特に水はけの悪い部分が残る場合には、補助暗渠(枝線)を施工します。

耕作を続けていく際には、暗渠管や疎水材の上部には不透水層が発生します。
定期的に補助暗渠を施工することで不透水層の発生を抑制することができます。
